仕事への取り組み



現在お住まいの住宅から新たに住宅をと考えるきっかけとしては、家の老朽化や耐震性の欠如、家族構成

もしくは周辺環境や時代の変化などによる対応、使い勝手の不具合などいろいろあると思います。

最寄りの住宅展示場で各メーカーの展示する各住宅を訪れると、一様に何か物足りなさを実感し、自分サイ

ズではない、何処か他人の家に居る感じになるでしょう。

玄関吹抜け、真中玄関で左右部屋振り分け、といった既製の感覚、一様で変化の乏しいパターン化された感

がどうしても存在します。しかし、そこから「もっと別の自分なりの構想が必要ではないか?」と疑問を

抱くようになるでしょう。


私共は、建主さんとできる限りオープンに、互いに遠慮なく話し合える対応を考えております。

語られた想いや願いを聞き、イメージを膨らませ要点を探す、幾つかの提案を模索、時に問題を提示し合い、

現実性と照合することを繰り返すことにより、結果的に漠然とあった建主さんのイメージが収束・現実化

れることになります。

気候・風土・文化や歴史から導かれたデザイン、住環境の一部として周辺環境の構成を担うように、街・地域

との健全な関係づくりを考えております。

建築分野は勿論、職人や他関係分野から様々な意見を取り入れ、技術的に裏打ちされた仕事を遂行するように

心がけております。


当然、建主さんは大きな夢や要望を持っておられます。その限られた予算を有効に活用する手段として、材料の、

または空間の「適材適所」、お金を掛けるべき個所と、掛けない個所を明確に区別します。建物の機能を大切に

考え、且つ長期使用に耐え得る家作りを目指しております。

また一方で、家族構成や子供の成長といった変化にも、継続的な視点で対応するよう考えます。計画の夢(建主

さんや我々の要望)という主要素を保ちながら、調整や交渉を進めていくことが設計事務所の大きな仕事です。

設計事務所に依頼するということの意味は、「質の高い建物を建主さんと一緒に創り上げていく」という過程に

あると思います。